娘の命日

 今日7月12日は交通事故で亡くなった娘の命日。 早いもので4年になる。 毎日当たり前のように一緒に生活していた肉親が、ある日突然、目の前からいなくなる。 その事実を確認するために、確かに葬儀も済ませ、世間並みに法要も済ませてきたはずなのに、今になってもなぜかその実感がない。だからなぜか悲しみの気持ちも起きてこない。憎しみの気持ちも起きてこない。 この4年間に、新聞を賑わす悲しい事故や事件が相次いで起きた。 いつものように「行ってきます」と出て行って、突然不慮の事故や事件に巻き込まれ、帰らぬ人となったそのご家族の気持ちを思うと、胸が裂けそうな気持ちになる。その気持ちが痛いほど分かる。 でも不思議です。自分もまったく同じ境遇なのに、自分のことについてはほとんど実感がわいてこないのです。たまたまちょっと留守をしているだけで、娘はずっと一緒にいるような気持ちなんです。 それでいいんだと思う。だからこそ今まで、そしてこれからも、ちょっとだけ寂しい思いをしながらでも、家族と共に生きていけるのだと思っています。

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