FX取引業者登録制の影で・・・

 FX(外国為替証拠金取引)が人気である。 少ない保証金でも、その10倍以上の資金を動かせることから、人気が高まっている。 平成17年7月1日の金融先物取引法の改正で、取扱業者は金融庁への登録制となったが、施行直前にその悲劇は起きた・・・。 その人は約300万円をその会社に預けて、勘定上はほぼ同額の300万が儲かっているとの報告を受けていた。 ところがある日、営業の担当者からある取引で大損になってるとの連絡が入った。 しかし、その人はもともとそんな注文すら出しこともないという。 その人と営業マンの間で、注文を「出した」「出してない」の水掛け論となった。 そうこうしているいる内に、結局その業者は自己破産をしてしてしまったという。 今はもう連絡すらも取れない。 要するに、もともとこの会社との取引はすべて幻だったのだ。 資金だけ集めて実体のない取引明細だけを送り続けたが、取引業者の登録制が発表になると、金融庁に財務内容を報告する必要があり、もともと預かっていた資金はすでになく、結局雲隠れせざるを得なくなったというわけだ。 もちろんいずれは破綻する運命にあったのだが、顧客全員から同時に払い戻しを請求されない限り、表面上は存続できたのだが・・・。

コメントを残す