家系図を作ろう!(二つの婿入り)

 ぼくの父は婿入りであり、家内の父親もやっぱり婿入りでした。 しかし、二人の婿入りの形態を戸籍で調べてみると明らかに違ってました。 家内の父は結婚と同時に婿入り先の親と養子縁組(いわゆる婿養子)を行い、妻方の姓を名乗っています。 一方ぼくの父親は、単なる婚姻届だけで養子縁組を行っていません。 二つの違いは戸籍上の戸主(筆頭者)の違いとして残っています。 家内の父は、養子縁組をすることにより、戸主の立場を手に入れます。 しかしぼくの父親は、戸主にはなれませんでした。 戸主はあくまでぼくの母親です。 この違いは、昭和22年の民法改正にあります。 昭和22年の民法改正以前は、「家制度」であり、結婚すれば妻は夫の「家」にはいるよう規定しています。 男のいない家では、女が結婚すればその「家」は途絶えることになります。 そこでまず「婿養子縁組」をおこない、妻の親と親子関係を作ったうえで、妻が嫁入りする形態をとったようです。 昭和22年の民法改正により「家制度」が廃止されました。 ぼくの父親は昭和24年に婿入りしており、新民法に基づいて婚姻だけをしたことになります。 したがって、戸籍上の戸主(筆頭者)はあくまで母親なのです。 そんなに年の違わない二人でしたが、戸籍上の違いの原因が、昭和22年の民法改正であることが判明しました。

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